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寄付ってそもそもなんだっけ?重要なのは自分の意志?|子供の未来応援基金について

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今回は、政府が子供の貧困問題のために設置した「子供の未来応援基金」に関するお話です。

2億円の無駄遣い?

「子供の未来応援基金」が2億円の税金を用いて、寄付を募った結果、2千万円が集まったという事実に対して、蓮舫氏がその非効率さを指摘した。

しかし、これには単に寄付を集めるためのものではなく、まだ問題性が認識されていないがゆえの周知活動としての意味があるので、必ずしも無駄であるとは言えないと思います。

そもそも寄付を募るのはなぜ

「子供の未来応援基金」は政府によって設置された基金です。それなのに何故税金を直接投下するのではなく、寄付を募る形をとったのでしょうか。それについては、この記事に詳しく書いてあります。

この記事から要点だけを抜きますと、まず2億円というと大きな額に見えますが、子供の貧困対策全般に対して総額8742億円もの予算が投じられているので、その上で見ると比較的小さな額ともいえます。それを問題性の周知を行い、官公民の連携によって長期的に解決していくという目的での長期的投資と考えれば、妥当とも言える気がします。

さらに、税金の特性上、画一的な対策しか行えません。子供の貧困はさまざまな形があるので、それらに柔軟に対応するには、民間からの資金であることが意味をなすのです。

寄付はしなければならないものなのか

特定非営利活動法人 キッズドア理事長が以下のような記事を出しています。 

広告費としての2億円は無駄遣いではなく、むしろ足りないくらいだといいます。UNICEFなどの他の団体は寄付額の多くを広告宣伝費として使用しており、これが継続的な資金繰り、そして長期的な支援に繋がるとしています。

私自身も、これには同意します。短期的に見れば無駄遣いのように見えても、長期的に見ればより大きな効果を生むかもしれません。

しかし、同時にこの記事の中で、【問題の重要性を理解しているならば、寄付しないのはおかしい】というニュアンスを感じるのです。日本の未来の為に寄付をしなければ非国民だと言われているような感覚を抱きます。

例え、問題の重要性を理解していたとしてもそれを支援する方法は必ずしも寄付ではないはずです。上記のように、税金としてこの2億円を遥かに超える額が使用されています。そして国民はその税金を収めているわけです。その上で、さらに支援をしたいという自発的な行いだからこそ、寄付が成立するのではないでしょうか。日本の未来のために、お金を出すのは当たり前、と言われてしまっては違和感が残ります。

世界を見渡せば、そうした社会問題のために少しでも寄付をするというのは文化として当たり前ところもあるのかもしれません。日本人は、相対的に少ない税金を収めているにすぎないのに、追加的に寄付をすることもしないのに、多くの保障は求める欲張りな文化を持っているのかもしれません。

しかし、だからといって【冷淡で欲に満ちた態度はおかしい、寄付しないのは間違っている】といっても人々は動かないのではないでしょうか。 

 

【募金はこちらからできるようです】